なぜ、コツコツ物を処分するのか?
過去に何度も大きな捨て活してきました。なぜするのでしょうか?
私たち人間も「はらぺこあおむし」のように、日々脱皮して変わっていくからです。過去のモノを持ちすぎてしまうと、重たくなってくるのです。心も、家も。
だから、定期的な脱皮が必要なのだと思います。
また、私の場合、前に進みたい時に必要です。前に進みたい!新しい日々を迎えたい!その気持ちが強くなると、身の回りを整理します。
それでは、私の人生において物を手放して本当に良かった時のお話です。
3位…受験が終わった日
大学受験が終わった日、ものすごく嬉しかったです。ウキウキして家に帰り、作業を始めました。参考書、今まで書いた全てのノート、予備校のノート…あらゆる受験にまつわるモノを集めてゴミ出し準備。ひとつ残らず集めて捨てました。これで、本当にスッキリしたのです。
これは受験に限らず、あらゆる資格試験の場合も同じです。基本何も残さずに「全捨て」です。捨てると「次はなにをしよう?」と自然に思えます。
2位…元カレと別れた日
泣きながら家に帰り、決行します。思い出のモノたちをひとつ残らず集めて、捨てます。これも「全捨て」です。捨ててもまだ記憶は残っていますが、スッキリします。私はすごく弱い人間です。もし残しておいたら、いつまでも引きずります。自分の弱さへの対処法です。
友人で、別れたカレにもらったモノを使い続けている人もいました。私は「強いなあ…」と思いました。自分は弱いので、マネできません…。
過去のカレのモノを全捨てしているので、新しい出会いにも恵まれました。夫と結婚できて良かったです。
1位…こどもが生まれてしばらく経ったある日
こどもが生まれて、しばらくは毎日が必死でした。「捨てる」作業をほぼしなかったと思います。気づいたら「モノ」がたまっていました。
初めて生まれたこどもにまつわる思い出のモノ。日々変わる赤ちゃんの着れなくなった洋服。こどもが書いた絵。とにかく何でも保管してました。
ある日ふと冷静になったのです。
2つの質問を自分に問いかけました。
「わたしはこれを、老後に見るのか?」
「こどもが家を出る時、これを持たせるのか?」
この問いかけに、答えは…ふたつとも「NO!」でした。老後の親、さらに上の世代を見ても、過去を振り返るより現実を生きて楽しんでいます。必要以上の思い出グッズはいらなそうです。
こどもが家を出る日を想像しました。さみしいですが、過去を持たせるよりも、身軽に、手ぶらのような軽やかさで送り出したいと思いました。
自分自身、実家を出てひとり暮らしをする時、過去のアルバムなどは結局実家に置いたままです…。卒業アルバム類も…。学校での制作物も…。いらないんですよね…。
大切なこどもの思い出は、厳選して数個以外は「ほぼ全捨て」で良いのだと気づきました。
さいごに。
こどもからお年を召した人まで…死ぬまで人生は前を向いていて、いまを生きているのだと思います。過去のモノは全部いらないとまでは言えませんが、少しで十分だと分かりました。
最後までお読み頂きありがとうございました!素敵な1日になりますように…。