シンプルになりたいと思う気持ち。
結婚して、相手のモノが増えたとき。こどもが生まれて、こどものモノが増えたとき。その度に混乱しました。
自分で整理整頓できるレベルを超えると、片付けに困ってしまいます。もっと楽になれないかなあ…と。考えました。
これから、片付けが大変すぎてヘトヘトになってしまった、そんな私が実践した「シンプルな家への6ステップ」を書かせてください。
ステップ①「いるモノは何か?」
まずは「いるモノ」を探し出します。
いらないモノで見えづらくなった、使いにくくなった「いるモノ」を見つけます。
いるモノは、いらないモノよりもはるかに少ないのです。そしてもちろんいらないモノは捨てていきました。
私はこの時、こんまりさんの本を参考にしました。こんまりさんのいう「ときめくモノ」探しに夢中になりました。
あまりにも大量にモノを捨てるので夫もびっくり。これで相当スッキリしました。
子育てにほんとうに必要なモノがこの時分かり、とても良かったです。
ステップ②「さらに捨てる」
ステップ①でもうかなり捨てています。でも、まだ足りないような…そんな気持ちでした。すこし心がモヤモヤしてるのです。この時ミニマリストさんの書籍を数冊読みました。
その中で、私を前進させてくれたのは筆子さんの本でした。この本を読んで、思い切って捨てました。ステップ①の時とは違い、身を切られるような想いでした。
ほんとうに捨てて大丈夫だったのか少し後悔したこともあります。というのも、捨てたモノはイラストが掲載された雑誌やヨーロッパやアメリカを旅したときのノートだったからです。思い出がたくさんつまった大切なモノ。
でも…、これは捨ててほんとうに良かったことが分かりました。
「過去」が無くなったことで、「新しいモノを生み出したい」と気持ちが前向きになりました。そして新しいコトへと向かい始めたのです。
ステップ③「毎日使うモノ」を見直す。
「毎日使うモノ」を徹底的に見直します。いらないモノは少なくなっていますが、よく使うモノとあまり使わないモノが混在していると、暮らしやすさが向上しません。
それらをなるべく分けて収納するようにします。
私は「毎日使うモノ」をなるべく、スカスカな状態の収納にしました。
逆に「あまり使わないモノ」は取り出しやすさを残しつつも余白を残さずに収納しました。
こちらは毎日使う食器。余白を多くすると取り出しやすくなりました。全ての食器に目が行き届きます。
ステップ④「素敵なモノ」を見て学ぶ。
ステップ①〜③でまたスタートから始められる気持ちになっています。今の自分が何をしたいのか、よく分かるようになります。
私はマーガレットハウエルさんの暮らし方が好きで、この時も「マーガレット・ハウエルの家」という本をパラパラと眺めていました。
その時はっとした言葉がありました。
今、私の心にもモダンデザインに対する窓が開けられています。新しい価値観の明るい光が、私に射し込んでいます。
彼女はイギリス人で、伝統的なスタイルの素敵な家に暮らしていました。
でもどんどん「モダンなデザインの家や家具」に引かれていくのです。
モダンデザインというのは、基本的に”デザインは外見をよく見せるためにするのではなく、その道具の機能・目的のためにする”ものです。
私もアンティークなどがいいな…と思った頃もありましたが、今はモダンなデザイン、機能的な美しいデザインが好きです。
本などはマネをするために眺めるというよりは、そのコンセプトや考え方を学べるからうれしい。
もちろん、「同じモノにしようかな?」と思うくらい良いモノを見つけてしまうこともありますが…。
マーガレットハウエルさんのセカンドハウスのインテリアが好きです。
セカンドハウスだからか、モノも少なめで場所も素敵。家具選びや色選びが…センス抜群で素敵です。
ステップ⑤とりあえず何も買わないで過ごす。
モノが無くなり、更に自分のスタイルも分かってきている段階。必要なモノはこれだ!と思うけど買わないでしばらく生活してみます。
収納用品もじっくりと検討します。
ひと月から1年、アイデアを寝かせます。それでもほしいのかどうか…?自分や家族に問いかけます。
ステップ⑥ほんとうに必要なモノをそろえていく。
「一気に目指したい所へ行かなくて良いんだ」そう思えるようになりました。
一気にだとお金も頭も体も疲れてしまうけど、ひとつずつなら出来そう。ゆっくりでいい。落ち着いて、焦らないで、楽しく。
さいごに。
以上、私がしたシンプルな家への6ステップでした。まだまだ足りないところがありますが、今に満足しながらも少しずつ前進したいと思います。
お読み頂きほんとうにありがとうございます!皆様にとって素敵な1週間になりますように…。